これまで、大企業の会社員、中小企業の会社員、個人事業者のプロジェクトチーム、サークル活動など、色々な組織で活動してきた。
組織原則としては、スパンオブコントロールや例外の原則など多くの原則があるが、小規模〜大規模、定型〜非定型、期間限定から恒久的まで、どんな組織でも当てはまる超重要かつ実践的な原則が、以下の二つだと思う。
1. 3C
Common objectives(共通目的), Contributon(貢献意欲), Communication(コミュニケーション)
バーナードによる組織成立の三要素である。
このうちの一つが欠けても組織は成立しなくなる。
良くあるのが、サークルとか、業界団体の協議会で、最初は盛り上がっていても、共通目的や意欲が薄れてきて自然消滅したり茶飲み会になってしまうパターン。
これはどんな小さく短期の組織でも成り立つ一般原則だと思う。
2.三面等価の原則
職務(義務)=権限(権利)=責任(報酬)、で、1人の人が組織で担うのにこの三つの重みがバランスが取れていないといけない、というもの。信賞必罰の裏付けとなるルールでもある。
これがバランスされていないと、長期的に組織はうまくいかない。個人の独断で不祥事やトラブルを起こしたり、不公平感からモラルダウンや組織分裂が起こてしまうからだ。
でも、意外に、大きな会社でもこれができていない。
社員を管理するルールは山のようにあっても、組織の活性を維持するこの仕組みは結構運用が難しく、トップの強い意思がないとできないものだ。
なお、権利=義務の部分は、組織だけではなく社会全体についても言える。(例、国民の義務と権利)
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