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2014年3月12日水曜日

効率的にお金を貯めよう 住宅編2 借りるのと買うのはどちらがお得?

住宅についてのよくある悩み その1

「家を買おうか迷っている方。 買う方が得なのか、借りたほうが得なのか。
買うならマンションと戸建てのどちらがいいのか・・・」

住宅についてのよくある悩み その2

「借りちゃうと、家賃は大家さんに払い損だけど、買うと家屋敷が残るから、多少きつくても買ったほうがいいか?」

住宅についてのよくある悩み その3

「不動産は、投資価値もあるから、値上がりも期待して、家を買っちゃおうか?」

どうでしょうか? これらの悩み、考えるだけ時間の無駄です!

WEBでも雑誌でも、専門家が難しい計算をして損得比較をしていますが、難しく説明しないと専門家は商売があがったりなので、そうしているだけです。シンプルに考えてみましょう。

1.買ったほうが得か、借りたほうが得か?
  「これは、お金を借りて買うなら同じ。キャッシュで買うなら、絶対勝った方がお得。」です。
  
のところで説明しましたが、銀行さんは住宅ローンでがっつり利子を取っています。
  銀行に利子を払うか、大家さんに家賃を払うかだけの違いで、総額はあまり変わりません。
  なぜなら、借りたほうが儲かるなら投資家がお金を借りてでも土地やマンションを買って
  貸そうとしますし、それで供給が増えると家賃相場が下がって、借りたほうがソンになります。
  結局不動産と金融の利子の世界は、需要と供給で相場が変わる市場の世界なので、
  素人がなやんでも時間の無駄です。中長期では損得なしなようにバランスします。
  (プロが切った張ったの世界で、売り時買い時を見極めて勝負するなら別ですが)

2.家賃は大家さんに払い損か?
  これも「お金を借りて買うなら、払い損ではない。」です。
  お金を借りて買うなら、結局不動産を担保に入れさせられます。お金を返せなくなった時点で、抵当にとられてしまうので、買った場合のあなたの所有権は、「みせかけの所有権」です。結局自分のものになるのは、ローンを払い終わってからでなので、同じことです。

3.不動産の値上がりを期待して買う?
  日本の人口動態を見てみましょう。出生率が1.4しかありません。
  大人二人から、子供が1.4人しか生まれないわけです。
  当然、不動産の需要は、子供が結婚して子供が生まれる30年後には、1.4/2=70%に減ってしまいます。30年ごとに3割の不動産が要らなくなるわけで、土地も家もどんどん余ってきます。
  2人の夫婦が1人の子供しか生まないケースが多いわけですから、夫婦2人の2件の実家のうち1件はいらなくなりますよね。単純な話です。
 
  人口を維持するには出生率が2.1以上ないといわれますが、そこまで上がらない限り長期的には必ず不動産は余るはずです。
  実際には、家は人と同じで年を取ってなくなってゆくので、供給が減りますが、土地は確実にあまります。なので、土地の値段は長期的に上がるわけがありません。
  たぶん、東京オリンピックの2020年が最後のチャンスでしょう。
  頭の良い土地持ちの人たちは、そこまでに売り抜けようとするはずです。
  土地を買いたい人は、2020年まで待つといいでしょう。

  ただし・・・
  家を買うのに望ましいタイミングは、3回しかありません。
  1)結婚して新居を構える時、2)子供が生まれる時、3)子供が家を出たとき。
  いずれも家族構成が変わるので、そのタイミングが家の買い時です。
  たとえば、子供が生まれてから10年たってから家を買うと、子供が出てゆくまでに10年しかなく、
  せっかく作った子供部屋や2階のトイレも、10年で無用の長物になってしまうのです。
  なので、家族構成が変わったら、新しい構成にあった家を素早く買うのが、結局お得です。

  この辺のライフプランのタイミングと、人口動態や景気の動向を見て、ベストなタイミングで折り合いをつけて購入する。これがベストな選択でしょう。
  もちろん、不動産をキャッシュで買えるお金持ちの方は、そんなことは気にせず、自由なタイミングで買ったり売ったりして、存分に儲けましょう。

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