さて、前回「ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その1」では、iPadを解約しようとしたら無料なので継続できますといわれて解約手数料を2万も取られそうになった件を説明した。
そのもめ事を図らずも数か月後にまた再現することになってしまったのだ。
2回目のきっかけは、子供の携帯料金の超過。ある月に子供がソフトバンクのガラケーで写真を送りすぎて携帯料金が3万近くになってしまったことがあり、改めて家族の携帯請求を見直したとき。
家族3人がソフトバンクを使っているはずなのだが、なぜだか5つ、電話番号がある・・・何で?
一つは思い出した。妻と娘の一人がiPhone5を買ったときに、無料だからと「見守りケータイ」をつけてくれたので、それの番号だろうと思い当たった。(ちなみにこの見守りケータイは小ささが災いしてすぐになくなってしまい、使わずじまいだった。)
でもそれを入れても4つ。残りの一つって何だ??? しかも、「見守りケータイ」も「この不明の端末」も、月々いくらかのお金を取られている。
いずれにしても、使っていないものにお金を払う道理はない、速攻ソフトバンクショップに解約にいった。
「このわからない2つの番号に料金が発生しているので解約したいんですが」。
「少々おまちください」と窓口のお姉さんが対応してくれて、調べてもらうと「一つは見守りケータイ、一つはデジタルフォトフレームですね」とのこと。ここで数か月前のiPadの解約事件のことが頭によみがえり悪い予感がした・・・と同時にお姉さんが「これらを解約するとそれぞれ解約料金がかかるので、3万円以上かかりますが、本当に解約しますか?」と説明。やはりそう来たか!なんでこうなるの!?
あとは、前回と同じやり取り。購入したのはケーズデンキだがその時に2年たつと使用料や解約料が自動発生するとは説明を受けていないことと、見守りケータイもデジタルフォトフレームもタダでつけるといわたのでもらっただけで、この2年以上一度も使っていない旨を興奮気味に抗議。
責任者がでてきてごそごそ裏で相談したあと、渋々ながら、「今回は無料で契約します」との回答を得た。
iPadのときも今回も、2年たってすぐに気づいて解約にいって大騒ぎしたからほとんどムダ金を払わなくて済んだが、気が付かなかったら2年間使用料を取られづつけていた・・・とおもうとぞっとした。
デジタルフォトフレームは、何で写真データが自動的に同期されるのか当時は不思議に思ったが、それ自体が携帯の回線を一つ使っていたとは!
怒りの中、しかし何でそんな大盤振る舞いでデバイスを配って回線を使わせて、何かソフトバンクにいいことがあるのか?と思ったが、そのときに気づいたのが「これって回線を実態以上に増やしたかっただけでは?」と思いついた。
そんな事件を忘れかけていた昨今、こんな記事が先日yahoo newsで流れてきた。
孫社長自身が「ソフトバンクの代表取締役社長兼CEOの孫正義氏が2月の決算説明会で「純増合戦ということで、みまもりケータイやフォトフレームなど、こまごましたものをたくさん売って数を稼ごうということに力点を置いていた時期もあった。今は実態をよくしていく」」と語っていた、と記載されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150625-00000010-asciiplus-sci
まさに、孫社長自身が自白(?)してしまっていた。
そういえば2年前はソフトバンクが純増数で首位になってドコモだけがマイナス、ソフトバンク快進撃というニュースが流れていた。何のことはない、純増分の半分くらいはたぶん使われることのない見守りケータイとデジタルフォトフレームだったのだ。
まあ、ソフトバンクがプロモーションとして裏技を使うのは勝手だが、2年たった今、それの尻拭いをなんと一般消費者にさせることにしているとは、ひどいものだ。
ネットでは少なくとも私のような話がうわさにはなっていないようだが、この無理やり純増キャンペーンが始まってから2年ちょっとだからかもしれない。
これから、契約した覚えのない携帯番号への請求とその解約料金で困った人々が大量発生して、ソフトバンクショップがクレーム対応に追われることになるのではないかと心配している(実はちょっと楽しみ)
ソフトバンクの携帯を契約のみなさん、すぐに自分の請求書をチェックしてみたほうが良いですよ。
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