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2015年7月3日金曜日

ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その2

さて、前回「ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その1」では、iPadを解約しようとしたら無料なので継続できますといわれて解約手数料を2万も取られそうになった件を説明した。

 そのもめ事を図らずも数か月後にまた再現することになってしまったのだ。

 2回目のきっかけは、子供の携帯料金の超過。ある月に子供がソフトバンクのガラケーで写真を送りすぎて携帯料金が3万近くになってしまったことがあり、改めて家族の携帯請求を見直したとき。
 家族3人がソフトバンクを使っているはずなのだが、なぜだか5つ、電話番号がある・・・何で?
一つは思い出した。妻と娘の一人がiPhone5を買ったときに、無料だからと「見守りケータイ」をつけてくれたので、それの番号だろうと思い当たった。(ちなみにこの見守りケータイは小ささが災いしてすぐになくなってしまい、使わずじまいだった。)
 でもそれを入れても4つ。残りの一つって何だ??? しかも、「見守りケータイ」も「この不明の端末」も、月々いくらかのお金を取られている。
 いずれにしても、使っていないものにお金を払う道理はない、速攻ソフトバンクショップに解約にいった。
 「このわからない2つの番号に料金が発生しているので解約したいんですが」。
 「少々おまちください」と窓口のお姉さんが対応してくれて、調べてもらうと「一つは見守りケータイ、一つはデジタルフォトフレームですね」とのこと。ここで数か月前のiPadの解約事件のことが頭によみがえり悪い予感がした・・・と同時にお姉さんが「これらを解約するとそれぞれ解約料金がかかるので、3万円以上かかりますが、本当に解約しますか?」と説明。やはりそう来たか!なんでこうなるの!?
 あとは、前回と同じやり取り。購入したのはケーズデンキだがその時に2年たつと使用料や解約料が自動発生するとは説明を受けていないことと、見守りケータイもデジタルフォトフレームもタダでつけるといわたのでもらっただけで、この2年以上一度も使っていない旨を興奮気味に抗議。
 責任者がでてきてごそごそ裏で相談したあと、渋々ながら、「今回は無料で契約します」との回答を得た。

 iPadのときも今回も、2年たってすぐに気づいて解約にいって大騒ぎしたからほとんどムダ金を払わなくて済んだが、気が付かなかったら2年間使用料を取られづつけていた・・・とおもうとぞっとした。
 デジタルフォトフレームは、何で写真データが自動的に同期されるのか当時は不思議に思ったが、それ自体が携帯の回線を一つ使っていたとは!
 怒りの中、しかし何でそんな大盤振る舞いでデバイスを配って回線を使わせて、何かソフトバンクにいいことがあるのか?と思ったが、そのときに気づいたのが「これって回線を実態以上に増やしたかっただけでは?」と思いついた。

 そんな事件を忘れかけていた昨今、こんな記事が先日yahoo newsで流れてきた。

孫社長自身が「ソフトバンクの代表取締役社長兼CEOの孫正義氏が2月の決算説明会で「純増合戦ということで、みまもりケータイやフォトフレームなど、こまごましたものをたくさん売って数を稼ごうということに力点を置いていた時期もあった。今は実態をよくしていく」」と語っていた、と記載されている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150625-00000010-asciiplus-sci
まさに、孫社長自身が自白(?)してしまっていた。

 そういえば2年前はソフトバンクが純増数で首位になってドコモだけがマイナス、ソフトバンク快進撃というニュースが流れていた。何のことはない、純増分の半分くらいはたぶん使われることのない見守りケータイとデジタルフォトフレームだったのだ。

 まあ、ソフトバンクがプロモーションとして裏技を使うのは勝手だが、2年たった今、それの尻拭いをなんと一般消費者にさせることにしているとは、ひどいものだ。
ネットでは少なくとも私のような話がうわさにはなっていないようだが、この無理やり純増キャンペーンが始まってから2年ちょっとだからかもしれない。
 これから、契約した覚えのない携帯番号への請求とその解約料金で困った人々が大量発生して、ソフトバンクショップがクレーム対応に追われることになるのではないかと心配している(実はちょっと楽しみ)

 ソフトバンクの携帯を契約のみなさん、すぐに自分の請求書をチェックしてみたほうが良いですよ。


[関連記事]
ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その1

ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その1

 ソフトバンクで携帯の契約をしている皆さん、月々の請求の各項目を見直してみたことがありますでしょうか?紙での請求を受け取っていない場合は、メールのリンクで請求が届いていると思いますが、ほとんどの場合ログインしてチェックとかしていないのではないでしょうか。
 その場合は、きちんと確認してみたほうがいいです。つけたつもりのないオプションが少額づつかすめ取られている可能性があります。

 どういうことかというと、使わなくなったipad, みまもりケータイ、デジタルフォトフレームなどの使用料金が毎月かかっているのではないか?ということです。

 私の場合、これがわかったきっかけは、iPhone 6plusの購入でした。iPhone6plusを購入したので使っていたiPad miniの携帯回線が不要になったので、Wifi専用機にしようとソフトバンクショップを訪れていたところ、「iPad miniの途中解約料金と、iPadの途中解約料金合わせて3万円以上かかkります」と言われた。

 iPad miniは途中解約だから仕方ないよな、と思ってショップに行ったところ「iPad」の途中契約・・・って何だ?とよく話を聞いてみると、iPad miniの前に使っていた第2世代iPadのことらしい。しかしそれはiPad mini購入時に自宅でwifi専用機にしたあと液晶が割れてお蔵入りになったはず・・・。ショップのお姉さんに確認してもらうと、「iPad mini購入時に、前のiPadもキャンペーンで2年間無料で使えるような契約に変えていました。今はそれから2年ちょっと経って契約が有料で更新になったので、その解約料金が発生してしまうんです」とのこと。解約料金を払うかあと2年弱毎月払い続けるか、とのどちらかしかないといわれた。

 液晶が壊れて3年も使っていないiPadの解約料金に2万円近くも払わないといけないなんで、そんなアホな!そういえば、iPad mini購入したときヨドバシの店員に「いまなら旧iPadの回線は解約しなくても無料で継続できるんですが、そうしておきますか?」と聞かれたのが記憶によみがえってきた・・・。あれは言い換えると「2年たつと自動更新で有料になって通信料金または解約手数料が発生しますよ」ということだったのか!

 窓口のお姉さんに「きちんとそういう説明をしてくれれば更新なんかしなかったのに。壊れて使ってないiPadの解約料金て何ですか?!」と声を荒げて猛抗議して、裏から店長らしき男性が出てきて同じことを抗議して、なんだか裏でヨドバシカメラに電話して確認をして、・・・というやり取りが15分ほど続いて、男性曰く「今回だけは、無料で解約させていただきます」との回答を得た。
 
 何とも後味悪い感じでショップを出たが、まさか同じ会話を数か月後にまたすることになるとは・・・・

ソフトバンクが携帯料金を水増し請求しようとしていることが確信犯だった件 その2につづく)

2015年7月2日木曜日

日本の人口分布 市町村別 面積地図 近畿・関西版

  • 日本の人口分布 市町村別 面積地図 近畿・関西版


近畿地方の市町村別人口面積地図です。


[クリックすると拡大]


近畿地方は日本有数の人口集中地区なので、南東側に大きく膨らんだ形で歪んでいます。

・東京が中心に大きく居座る関東地方と比べると、大阪市の存在感は大きいものの、神戸、京都、堺なども大きく、圧倒的ではない。
 ただし、大阪府全体としては、近畿地方の半分近くを占めることが判り、圧倒的な中心となっている。

・紀伊山地以南、中国山地以北、中央部に地形的には分けられるが、人口の少ない市町村は紀伊山地以南と中国山地以北に固まっており、9割以上が中央部に集中していることがよくわかる。

・大阪東部(大東、東大阪、八尾)や、阪神間(尼崎・西宮、豊中・吹田)、京阪間(高槻・枚方)など、合併すれば政令都市がいくつもできるくらいの都市群がたくさんある。

[参考記事]
大阪都構想が否決されたのは、高齢者でも南北格差でもなく、市民が市町村合併と受け取ったから!?
大阪都構想で問題になった大阪市の人口分布
大阪とニューヨークの類似点
文明の発祥の地 : エーゲ海と瀬戸内海

大阪とニューヨークの類似点


ニューヨークが米国最大の都市になった理由は、ハドソン川とエリー運河を通じて五大湖と水運があったことだと言われる。
アメリカの独立が1776年、当時はフィラデルフィアが最大の都市だったが独立後ミシシッピ川の流域に国土が拡がると東西広通のニーズが出てくる。
まだ鉄道が広がっていない時代、西部のフロンティアを目指すには、五大湖を使うか、メキシコ湾経由でミシシッビ川を溯上するかだった。
しかし五大湖から大西洋に出るには、エリー湖とオンタリオ湖に、落差がある。(ナイアガラの滝)
そこでエリー湖からハドソン川中流のオールバニまで運河が掘られた(エリー運河)。
これで、西部への入り口となるシカゴからミシガン、ヒューロン、エリー湖、エリー運河、ハドソン川を経由して大西洋に出る、アメリカ北東部の7州にまたがる大物流システムが出来た。この地域は19世紀中ごろから21世紀の現在に至るまで世界経済の中心地である。
この入り口がニューヨークであり、世界最大の都市に成長したのは必然と言える。
(シカゴが永い間米国第二の都市であることや、ニューヨーク州の州都が、この物流の要にあたるオールバニであることも、そういつた背景がある。)

ここで、後背地を大きな湖として、河川を通じて海につながる場所が、身近にもある。そう、日本の大阪である。
ニューヨーク同様に、水運経済の発展とともに日本最大の商業都市に成長した。ただし時代はニューヨークより早く17世紀である。

下に両者の地図を並べて見たが、似ていないだろうか?
さしずめ、
大阪がニューヨークとすると、
琵琶湖が五大湖、
淀川がハドソン川、
大津がデトロイト、
京都がバッファロー、
シカゴが長浜、
と言う感じだろうか。



この琵琶湖―淀川経済圏は、瀬戸内海と繋がり古来から日本の中核を形成していた。大都市と、湖をかかえた広い後背地があるという点で、アメリカと日本に類似性があるのが面白い。

[参考記事]



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