1D x 2D x 3D = 6D

地域情報と食と農、ITと3Dに関するよもやま話

2014年1月29日水曜日

Surface Proの電源にご注意!

Surface Proの電源が故障した。
あるとき電源につないでも充電していないことに気づいて、それがだんだん頻繁に起きるようになって、とうとう全然つながらなくなった。
いろいろ見てみたら、どうやら電源の根本のあたり(赤丸の部分)で断線しているらしい。
構造上、持ち運んでいるうちに力がかかりやすい、弱い部分のようだ。



クラウドディスクをフルに使って、仕事も個人もこれ一台ですべて済むようにしていたので、
焦った。
大手量販店での在庫はほとんどなく、MicroSoftのオンラインストアーだと、納期3日かかるようだ。
3日仕事ができなくなる・・・。

幸い、1台だけビッグカメラの池袋店にあったので、お取り置きしてもらって夜にとりに行って、事なきを得た。
もともと在庫が少ないうえに、私と同じように壊れるケースがあって店頭在庫がなくなっているのではないだろうか?

Surface Proユーザのみなさんは、カバンにしまうとき、赤丸の部分に力がかからないよう、気を付けましょう。

2014年1月26日日曜日

PCメーカーに止めを刺すDropbox

皆さんはクラウドストレージ、お使いだろうか?
お使いの方は結構多いのではないかと思う。
この、クラウドストレージで最も使われているのが「dropbox」。

最近、このdropboxを初めとするクラウドストレージが、PCを終焉に導くのではないかと思えてきた。
dropboxをお使いの方は、最初は大容量データの受け渡しのために使い始めた人が多いのではないだろうか?
でも、使い慣れてくると、だんだんと「最初からdropbox内でつくってしまう」データが増えてきているのではないだろうか。
そして、最後には、全データをdropboxに置くようになってしまう。
(私も今この段階だ)。
何故か?
 
dropboxはローカルPCとクラウドストレージの間を常時同期してくれるので、dropbox同期フォルダにデータを入れておけば、サーバに自動的にコピーができる。
それは、他のPCやモバイルデバイスから何の手間もなくアクセスできる。
そうなると、セキュリティ面を心配しない限りは、もはや通常のローカルフォルダにデータを保存する意味は無くなってしまう。
そして、PCを買い換える時に、ふと気づくのが、これまでPCを買い換えた時はハードディスクに一度データをコピーして、新しいPCにコピーし直していたが、どうせコピーするなら最初からdropboxにコピーしてしまえば、手間が省ける、ということだ。
一度dropboxに全データをコピーしてしまうと、もはや馬鹿らしくてそれ以外のフォルダにはデータを入れなくなってしまう。

皆さんも、大事なデータがディスクの故障などで復旧できなくなった経験が一度や二度あるのではないだろうか。一度そういう体験をすると、ハードディスクにマメにバックアップコピーを取るようになるが、この手間がまた結構面倒だし、ハードディスクも大容量のものが必要でお金がかかる。更に一回バックアップしても、ハードディスクが壊れたら。。。と心配になり、二つのバックアップを取ったりDVDにアーカイブする人も多いのではないだろうか。
dropboxはこの面倒なバックアップ作業を日々の同期で自動的にやってしまうのが画期的である。実はモバイルアクセスができることよりも、ハードディスクへのバックアップ地獄から解放されるメリットのほうが、非常に大きいと思う。

また、ITの進化という面からdropboxを見てみると、誕生以来なんらかの形でハードに縛られていたデータが、とうとうPC本体と分離したといえる。
(以前もデータはメディアに保存すれば分離はできたが、コピーや復旧の手間を考えると、日々の大事なデータは自分のPCに縛られていたはずだ。)

ユーザーは、大切なデータが常にPCに入っていたので、PCを貴重なものとして扱ってきたが、データは全てクラウドにあって、PCだろうがタブレットだろうがMacだろうが、端末はTPOに応じて自由に選んで使う、となるとPCはただの出入力デバイスになりさがる。
「コンピュータ、ソフトなければただの箱」という言葉があったが、「コンピュータ、データなければただのタッチパネル」という時代になったといえる。
当然、端末はなんでも良くなり価格が下がり、多くのPCメーカーは生き残れなくなる。
PCメーカーはもちろん、microsoftに引導を渡したのは、GoogleやAppleではなくてdropboxだったと、後世語られるようになるかもしれない。




2014年1月23日木曜日

日本の人口分布(1846年面積地図、江戸時代幕末、国別)


幕末の人口分布のマップです(国別)。
前回の安土桃山時代に比べるとかなり様相が変わっているのが分かります。


増えているところ
・武蔵(江戸がある)、もっとも人口が多い。
・肥前(長崎がある)
・紀伊(御三家)

割合が減ったところ
・機内一帯(特に大和は存在感が小さくなった)
・東北(相対的に小さく)
・南九州は相変わらず少ない。

全体的に、人口バランスの偏りがなくなっている。(中国、四国、東海、北陸なども人口が多くなった)。地方分権の時代になっている。

関連情報
日本の人口分布 (1972年面積地図、明治時代廃藩置県後 県別)


2014年1月20日月曜日

早稲田から東京 路線乗換の裏ワザ(2)

東西線ユーザーには目新しい話ではないが、意外と知られていないので。
東京駅から早稲田に行くには、丸ノ内線に乗って大手町で東西線に乗り換えるか、JRで御茶ノ水経由、総武中央緩行線で飯田橋に行き、東西線に乗り換える方法があるが、どちらも乗り換えが面倒くさい。
特に大手町の乗り換えはワンブロック歩く距離で遠い。

しかし、東西線大手町駅がJR東京駅と近い(徒歩3,4分)であることを知っていれば、乗り換えなしで早稲田まで行けて、早くて楽である。



丸の内北口を出ると、右前方に丸の内オアゾというビルがあるので、そこに入って、反対側に出る前の突き当たりの手前のエスカレーターを下に降りれば、東西線大手町駅すぐに出ます。
外を歩くのはほんの二十メートルくらいなので、土砂降りでなければほとんど雨にも濡れません。
JR東京駅は、総武快速横須賀線の時は、地上に上がらず地下通路を北に進むと楽です。

もしJR東京駅が八重洲口側にいるのなら、日本橋口から出て、右手(東)に行って、隣の地下鉄 日本橋に行っても同じくらいです。



尚、同じ東西線の駅である、

東京から竹橋
東京から門前仲町
東京から東陽町
東京から浦安、なども同じパターンである。

2014年1月18日土曜日

電源のあるコーヒーショップ : PRONTO 野村不動産天王洲ビル店

電源のあるコーヒーショップ : PRONTO 野村不動産天王洲ビル店

Canon IT ソリューションズの入っているビル。臨海線天王洲駅まではちょっと離れているので、こちらに用事のあるかたはここでノマドするのがベスト。

電源も結構あります。

http://www.pronto.co.jp/shop/detail?shopid=0X00249808


2014年1月17日金曜日

Windows 7への乗り換えブームの不思議

今日本企業の大企業でWindows7への乗り換えブームが起こっている。
会社で働いていない若い人は、これを聞いて「?」と思うかもしれない。
多分、違和感を感じたとしたら「Windows8」の間違いじゃないの?、という点か、「大企業じゃなくて中小企業」じゃないの?、という2点だろう。
IT業界で働く外国人も同じ反応だ。米国人はもちろん、韓国人でさえ「Windows8のことでしょう?」不思議な顔をする。

きっかけは、マイクロソフトがWindowsXPのサポートを打ち切るからだ。(IT業界以外の人向けに補足しておくと、「サポートが終わる」ということは、「バグやセキュリティホールが見つかっても、ソフトを修正するのを止める」ということです)。

それで大企業のIT部門が、問題が発生したら対応できなくなる、と慌ててOSの入れ替えを進めている。
ちなみに、OSを入れ替えようとすると、そこで動くソフトもWindows7対応版にしないといけないし、ハードも新しいものにしないといけない。
かくして、業界は大企業からのIT投資の増加で潤っているというわけだ。
(私もその恩恵を若干受けている1人だが)

これが過去15年に渡ってIT業界が多くの人間を養ってきたビジネスモデルで、Windowsの新バージョンへの以降が5年おきくらいに起きるたびに同じことが起こってきた。
(Windows95,Windows2000,WindowsXP,そして今回の7)
余談だが、Windows98,me,vistaなどの失敗作(?)が間に挟まっている。
これらは、技術的に今一つだったというのもあるが、日本の税制でソフトウェアの耐用年数が四年であることも、大きな理由だと思われる。

懸念しているのは、日本の大企業のIT部門が非常に保守的になっているということだ。
「今更Windows7?」ということに、大きな疑問を感じていない。

みなさんはwindows8を使ったことがあるだろうか?メトロUIの良し悪しや好き嫌いは置いておいても、Surface Proでは起動時間が10秒くらいだ。
Windows XPでは一生懸命メンテナンスしても1、2分、Windows7は休止モードであれば多少早くはなるが動作が不安定になるのでやはりシャットダウンすることが多かった。
Windows8では、シャットダウン後からの再起動でも10秒だ。


これまで朝の日課は、まずPCの電源を入れてから、コーヒータイムやトイレタイムで、PCを操作するのは10分後というのが当たり前だった。Window8になってからそんな日課もなくなった。
電車の中でちょっとPCのドキュメントを見たいというのも、だいたい操作しているあいだに目的地についてしまっていたが、Win8では2、3駅あればちょっとPCを開けて十分にチェックできる。
ソフトのインストールや更新で再起動を要求されることも多いが、それをやると昔は10分は仕事が中断していたが、今は20秒である。
実際、ちょっとシステムのレスポンスが帰ってこなかったりすると、昔は根気よく待っていたが、すぐ再起動する癖がついてしまったが、こんな細かい時間も減っていたりする。

もろもろを考えるとwindows7とwindows8では、仕事の生産性がかなり上がった気がする。(昔だったあきらめていたスキマ時間を有効活用できるようなったので、30%くらい上がっているのではないだろうか?)

この「起動が早い」ということだけでも、Windows8は過去のどんなwindowsOSよりも導入効果が大きいと思う。一人が30分/1日だけ仕事が多くできれば、1万人の会社であれば物凄い時間短縮だ。

iPadが出てきたときに、何より画期的だったのは、操作性もあるが何より「この起動が早い」という点がメリットだったことを思い出す。携帯電話(iphone)と全く同じOSで動くタブレットを、わざわざ別に買って使っている理由は、PCにはない起動の速さと重要の軽さ、そして携帯にはないバッテリーの持ちと画面の大きさ。これだけの理由で、みんな3台めのデジタルデバイスに何万円も投じているのである。

残念なのは、おそらく多くの大企業のITのみなさんも、個人ではタブレットを使っていて、そのメリットを享受しているであろうけれども、それを会社の全従業員の仕事の効率向上に結び付けられないという点だ。(その想像力がないのか、分かっていても、単に社内開発した古いシステムなどの対応が面倒なだけなのか。。。)

おそらく古いOSを運用するのはそれなりに面倒な点もあるので(ショップでPCを買うと古いOSは変えないなど)、中小企業のほうがおそらくwindows8化は進んでいるのではないだろうか。
大企業は、その潤沢で優秀なエンジニアが、過去の時代遅れの資産を活用するために貼り付けられている。もっだいないことだと思う。

かつては最先端のテクノロジストだったITエンジニアのみなさんが、一番保守的で従来の仕事の流れを守ろうという抵抗勢力になってしまっているという状況なのだろうか。

2014年1月16日木曜日

渋谷から人形町 路線乗換の裏ワザ(1)

もうすぐ受験シーズン、そのあとは新入生、新入社員シーズン。ということで、東京の電車ビギナーに、路線検索サイトでは出てこない、早くて楽な乗換パターンを紹介します。

まずは、渋谷から人形町。
人形町は、都心に近く問屋街の馬喰町にも隣接しているので、問屋などの中小企業が多い地域です。浜町の明治座にも近く、明治座に向かう商店街は「甘酒横丁」という飲食街です。
元祖親子丼で有名な玉ひでや、 すき焼きの人形町今半などもここにあり、人形焼もこの商店街でお土産に買えます。たい焼きの柳屋はいつも行列です。

さて、この街にゆく用事ができた時、浅草線や日比谷線の利用者はそのまま乗り換えなしで、地下鉄人形町駅でおりればよい。
では、他の路線の利用者はどうするか?
地下鉄では、東西線(茅場町)、新宿線(馬喰横山ー東日本橋)、銀座線と丸の内線の南方向から(銀座)辺りは一回乗り換えで容易だが、それ以外はちょっと面倒。
JRも総武緩行線(浅草橋)、総武快速.横須賀線(新日本橋ー東日本橋)はいいが、それ以外は2回乗り換えとなり面倒。

実は、人形町駅は半蔵門線水天宮前駅にとても近く、特に甘酒横丁のあたりは1、2分の距離である。
なので、渋谷から人形町の訪問者は水天宮前で降りれば乗り換えなしで楽々行けてしかも早い。



半蔵門線への乗り換えが便利な、有楽町線(永田町)、丸の内線(大手町)は、人形町へは半蔵門線水天宮前から歩いたほうが早い。
例えば、池袋から人形町の訪問者も、丸の内線で銀座に行って日比谷線に乗り換えるよりは、手前の大手町で半蔵門線に乗り換えるほうが便利。


2014年1月12日日曜日

123Dからレーザーカッターに出力してみました(1)

123Dで作成したモデルを、レーザーカッターで出力してみました。全体の所要時間 おそらく5、6時間だと思います。

流れとしては、
(1) Autodesk 123D Designでモデリング → stl形式で保存
(2) Autodesk 123D Makeで展開図を作成 → eps(ポストスクリプト)形式で保存
(3) Illustrator等でレイアウト調整。
(4) レーザーカッターのドライバーソフトで、PCからレーザーカッターに出力指示
(5) カットした板を、組立て完成!
という流れです


[使ったもの]
Autodesk 123D Design, Autodesk 123D Make (無償ソフト)
Illustraltor (ファブラボ渋谷にあるもの)
レーザーカッター(ファブラボ渋谷にあるもの)
MDF材(東急ハンズで購入)

(1) Autodesk 123D Designでモデリング → stl形式で保存

Autodesk 123D Designでモデリングします。おわったら、stl形式に保存するか、直接123D Makeに送ってもいいです。



(2) Autodesk 123D Makeで展開図を作成 → eps(ポストスクリプト)形式で保存

123D Makeにデータを読み込みます。自動的に展開図が作成されます。
ipad版では積層タイプの展開図しか作れませんが、PCインストール版では、interlock(直角嵌め合わせ)が選べます。今回はinterlockのほうがレーザーカッターっぽいので、そちらでやってみます。

以下が積層(slice)タイプ。


左の中央メニューで展開タイプをinterlockに変更すると以下のような感じになります。


材料の厚さを設定しないと、リアルなモデルにならないので、材料を選びます。
(左上のメニュー)。
デフォルトはアメリカの板形状になっているので、日本で使える板形状を、編集メニューから入力・追加します。今回は、軽いわりに丈夫でレーザーでも切りやすいMDF材を使います。
ファブラボ澁谷の近くにある東急ハンズで買ってきました。
ファブラボ澁谷のレーザーカッターの最大カットサイズにほぼ等しいのが600mm x 450 mmなので、それを入力します。厚さは、MDF材で最も薄い2.5mmで入れます。



するとこんな感じでモデルが自動生成され、展開図も右側に同時に作られます。
思った板割り方向にならない場合は左下のメニューで、分割方向を変えられます。
XYZの3方向から2つ選べますので、必要に応じて変更します。斜めの分割もできます。

123D Designでモデリングしたディテールが、板の厚みや枚数によってオミットされてしまうことがあるので、その場合は板割り方向や枚数を変えたり、123D Designに戻って形状を変える必要もあるかもしれません。




板間隔は枚数や間隔を指定すると自動設定されますが、ドラッグして個別に変更することもできます。今回は強度が必要な部分だけ間隔を密にずらします。






枚数を最適化した状態です。


なお、赤い板部品は、エラー・警告が出ているものです。
右メニューで確認すると"multiple notch"ということで、垂直方向の部品が2つになることを警告しています。(今回は警告で特に問題なしなので、そのままにします)


あとは、右下のメニューから、EPSにエクスポートします。
なぜかWindows8ではメニューが表示されませんでした。windows 7のマシンで生成しました。

この後は、次回に続きます。

関連記事
123Dからレーザーカッターに出力してみました(2)
 

2014年1月11日土曜日

日本の生産力分布(石高マップ)、(1600年頃、地図、戦国時代から安土桃山時代)

人口に続いて1600年頃の国力(石高)分布を面積地図にしてみました。




考察
-人口ほど偏りはない。
-人口では影の薄かった北陸、東海が大きい。特に越前・加賀・越中
-越後、出羽が小さい。(陸奥は大きいのに)
-四国が小さくなる。
-薩摩、大隅が結構大きい
-大和、近江、河内など近畿内陸が大きい。
-関東は万遍なく大きい
-山陰が健闘、山陽に劣らない

ここから先は仮説だが、国力に比べて人口が多いと、①地域がまとまりにくい②戦の余力が少ない、となり、有力な戦国大名が生まれにくかったのではないか?(例、畿内諸国、山陽諸国、出羽、上総、讃岐、肥後など)
人口が少なめで国力が大きめな、東海、北陸、は強い大名が生まれた。
(特に信長が押えた美濃、伊勢、近江はこれに当てはまる。
人口が少ないと国がまとまりやすいので、国力がそこそこでも早く成長できた(例、相模、甲斐、薩摩)。

2014年1月10日金曜日

私がスタバをベストだと思う6つの理由

私は大のコーヒー好きだが、いろいろなコーヒー遍歴を経て、今はスタバ(スターバックス)に行き着いた。最近は、コンビニでのコーヒーも話題になっているが、やはりスタバがあれば絶対スタバを使う。私がスタバを好きな理由を挙げてみた。


1.ワンモアコーヒーが100円で、レシートの提示で飲める。

同日に限り、ドリップコーヒーまたはアイスコーヒーに限り、300円のところ100円でコーヒーが飲める。私のようにコーヒー好きで一日3-4杯は必ず飲む人にとっては、嬉しい。

ドトールや他のチェーンでもブレンドは180円~200円なので、2杯飲めばこれらの安いチェーンと変わらない値段で、しかも一カップあたりの量が多く飲める。

  なお、このワンモアコーヒーレシート、日本全国どの店でもOKだから驚き。出張の時に、朝は新横浜で買って、夕方は新大阪や名古屋駅で買えるので重宝している。是非、朝は羽田で買って着いたアメリカの空港で半額で買えるようにもしてほしい(笑)。

(なお、アメリカのスタバの味は、ちょっと残念な味である。あれがエスプレッソといったら、イタリア人は怒るよな。あくまでも、”シアトル風エスプレッソ”である。)


2.ミルクが置いてある。

置いてあるのはミルクだけではないが、他のチェーンやファーストフードにあるような、コーヒーフレッシュはどうも入れる気がしない(それしかないので仕方なく入れているが)。人工的なものだし日がたっていると固まって分離していたりする。



3.禁煙である。

最近は公共の場ばかりか路上まで禁煙になってしまって、コーヒーショップが喫煙室代わりになっている。たばこの煙はそんなにきらいではないが、さすがにあれだけ集まってパチンコ屋や雀荘なみの濃度になると、ウンザリする。



4.電源がある(店が多い)、フリーWIFIがある。

モバイラーにとっては必須環境。だんだん増えてきて、小型店舗以外は、5割くらいの確率で電源がある気がする。フリーWIFIがあるのもGOOD。(事前登録があるのが玉に瑕だが、一回やってしまえばあとは楽なので。)



5.味が飽きない

私は筋金入りのコーヒー好きで、若いころは缶コーヒーやインスタントコーヒーをよく飲んでいた。30過ぎてからは缶コーヒーが飲めなくなり(飲み過ぎたせいか添加物の味がまったく受け付けなくなった)、次にインスタントコーヒーが美味しくなくなった(香りがないとお湯みたいに感じる)。そこで、主にコーヒーショップで飲むようになったのだが、ドトールなども途中から味が変に感じるようになって飲めなくなってきた(たぶん安いコーヒーには何か入っているのだろう)。

スタバはこの3年間毎日2回飲んでいるが、まったく飽きないし気持ちわるくなることはないのが凄い。結構味が濃いにもかかわらずだ。



6.椅子がいい。

言い尽くされたことがが、椅子の良さはダントツ。ソファーに座れたときは離れたくなくなる。カウンターの椅子のピッチが狭いので、もう少し広げてくれるとうれしいが。


一つだけ注文があるとすると、サイドメニューが懲りすぎていてあまりおいしくないことだろうか。こればっかりはドトールのミルクレープやパンプキンタルトに軍配があがる。

夏場のフラペチーノはGOOD。(他のチェーンはあの高額なフラペチーノがガンガン売れるのをみてとてもうらやましがっているそうだ。)


全般的に見て、今のところ、スタバと競争できるのは、サンマルクカフェくらいだろうか。



なお、スタバの店員の美男・美女率は高い気がするが、採用の際にルックスを基準に入れているのだろうか?採用の人に聞いてみたい。
私が良くゆく晴海トリトンのスタバは、女性が店長らしく、本店から来たらしきアドバイザー(これも女性)と、2週間に一回くらいMTGしている。女性の登用も非常に進んでいるようだ。

関連記事:

電源のあるコーヒーショップ : スターバックス 神楽坂下店 (飯田橋駅前)

電源のあるコーヒーショップ : スターバックス 日野万願寺店

電源のあるコーヒーショップ スターバックス 多摩野猿街道店(堀之内)



2014年1月8日水曜日

クラウドについて考える(2) クラウド対応に対して後ろ向きな日本企業

相変わらず日本の大企業は、クラウドシステムの導入・活用について非常に後ろ向きと感じられる。「クラウド」という言葉を出しただけで「うちには関係ありません」といわれることが非常に多い。

日本企業は、基本的に物事の「本質」を見極めるのに長けていると感じることが多いと思う。海外生まれの新しいコンセプトもうまく本質を捉え、取捨選択するかアレンジして取り込んでいる。
ただし、ことITに関しては、本質を見極める能力が海外より劣っているように思われる。
ある時はERPやSFAのように使いこなせないもののトレンドを追いかけすぎたり、ある時はWindows8のように強い拒否反応を示したり。

クラウドの導入是非に関しての議論は、後者の例である。

クラウドについて議論するとき、ユーザー企業から二言目に出てくるのは「セキュリティ」という反論である。
しかし、実際には企業からの機密情報の漏えいは人為的・意図的なものが最も多い。
また、社員に対していくらセキュリティを高めても、辞めてしまえばまったく意味をなさない。多くの日本人技術者が韓国企業に引き抜かれて先進技術をかの地に渡してしまったのは有名な話だ。

USBメモリを埋めた特殊なPCを全社員配布するよりも、就業規則を強化したり違反社員には法律的措置を持って臨むなどのほうが有効だと感じる。

クラウドについても、セキュリティ上のリスクを補って余りある利点がクラウドにはあると思う。本当にクラウドに置いてはいけないデータが、企業の中にどれくらいあるのだろうか。

図面などの技術情報も、3年5年も経てばどのみち陳腐化するし従業員の移動で社外に漏洩すると考えれば、おそらく本当の意味でクラウドに置けないデータは1%もないのではないかと思う。
だとすれば、その1%をきちんと別管理にして、残りの情報はクラウド化することで、肥大化した情報システムがスリムになりビジネスのスピードも数倍になるのではないかと思う。

このあたりの「情報セキュリティ」と「クラウド」の本質を見極めれば、もっとクラウドに対して前向きに取り組めるのではないだろうか。

クラウドに対して否定的な人たちも、プライベートでは、インターネットにクレジットカード番号やセキュリティコードを何の気なしに入れているはずである。またSNSでは撮影時刻や撮影場所データが含まれたデジカメ画像をアップしていたりする。Facebookでセキュリティ設定をきちんと行わずに個人情報がダダ漏れになってしまう人もいたりする。
本当に、社内システムのほうがクラウドよりもセキュリティ面で実際問題、危険なのかどうかを、本質的に見直してみてほしいと思う。

今年あたりから、どうやら米国ではクラウドが「やるからないか」という議論の段階から「どうやってやるか」という実施の段階に入りつつあるようである。

更に気になるのは、米国ばかりかアジア諸国の方がクラウド対応を一足飛びに進めつつあるのではないかと思われることだ。ちょうど、アジアで、電話線のインフラがなかったので一足飛びに携帯電話の導入が進んだり、imodeがなかったのでスマホが一気に流行ったのと同じであり、いつの間にかアジア諸国にも後れを取っていることにならないか、心配である。

2014年1月7日火曜日

日本の人口分布(1600年面積地図、戦国時代から安土桃山時代)

1600年の日本の人口分布を面積地図にしてみました。(関ヶ原の戦い)





意外だったこと。
-摂津(大阪)、山城(京都)が巨大(あたりまえか)
-東北が既に意外に大きい
-四国がでかい(特に讃岐(香川))
-南九州小さい(島津家田舎)
-大和(奈良)が大国
-尾張が大きく、三河、遠江、駿河が小さい(義元は負けても不思議じゃない)
-山陰、北陸はやっぱり薄い。

関連記事
日本の生産力分布(石高マップ)、(1600年頃、地図、戦国時代から安土桃山時代)
日本の人口分布 (1972年面積地図、明治時代廃藩置県後 県別)

2014年1月5日日曜日

6次産業化の目的を改めて考える

最近、マスコミが一部の農家の取り組みを取り上げて、6次産業化の成功事例として紹介してトレンドとして持ち上げる報道が目立つ。最後は「TPP」に立ち向かう事例として、「外国にも輸出しています」、「日本の農産物でも努力している所は海外でも戦えます」、というトーンで終わるパターンである。
基本的に大半のマスコミはTPP賛成なので、TPPを進めても頑張っている農家は生き残るので問題ないですよ、と言いたいようである。
 
しかし、「そもそもなぜ日本の農業は残して行くべきなのか?」という所まで掘り下げてに論じている報道は少ない。

改めて国が制定した6次産業化・地産地消法の条文の「目的」を見てみる。
 


「地域振興」と「食料の安全保障」が掲げられている。
 
そこから考えると、新しい農家の形として良く取り上げられる、野菜工場や高品質フルーツ、こだわり酪農製品などは、国の農業政策の目的にはあまり沿っていないといえ、これらの農業分野が盛んになっても、国としての課題は解決されないことがわかる。
国土の保全と食料自給の観点からみれば、大事なのは水田と穀物(米、小麦)生産力の保全である。
野菜や高品質フルーツが沢山栽培されて外貨を獲得しても、米を作る人がいなくなって水田がなくなってしまえば、国としての目的は達成されないだろう。
野菜やフルーツでは1億数千万人の胃袋を非常時にささえることはできないし、水田が野菜工場やビニルハウス、観光農園になってしまえば、治水能力はなくなり日本の田園風景の景観も荒れ果ててしまう。
そもそもお土産用の高付加価値製品は、フルーツにしろ野菜にしろ乳製品や肉類にしても大した量を使わないので、国土の農業生産力の維持にはつながらないので、論じるべきなのは、大量に消費される、生鮮用や加工用・外食用の中級品であるといえる。

6次産業化をTPP推進の免罪符にして論じるのではなく、日本の食料自給率の維持と国土の保全という根本目的に向けて、どのような施策をとるのかを、論じてほしいと思う。

(ここまで視点を掘り下げると、農協の位置づけの見直しはもちろん、農地法の抜本的改正まで見直す必要が出てくると思うのだが、おそらくパンドラの箱をだれも開けたくないのか、政治家もそこまで言及することはほとんどない。先見性のある政治家や鋭い視点を持つマスコミが、このあたりに切り込んでみてほしいと思う。)



 

2014年1月3日金曜日

クラウドについて考える(1) プライベートクラウドという変な言葉

数年前、クラウドに関して日本の大手顧客が「パブリッククラウドではなくプライベートクラウドならば使いたい」というような話をしていて、米国人に「private cloud」と翻訳して説明したら、きょとんとされたことがある。
そもそも、クラウドは「雲のようなもの」で、つかみどころのない所有者もいないものなのだから、クラウドという言葉を使う以上は、パブリックなインフラの中で、というのが前提だったのだろう。
どうやらその後、日本のSIベンダーが「プライベートクラウド」を好んで使うのをIBM他海外の大手IT企業もまねをしだして、private cloudという言葉が米国に逆輸出されてしまったようだ。さらにはHybrid cloudなんていうさらに奇妙な言葉まで出てきてしまっている。

日本でプライベートクラウドといっていたものは、米国ではhosting serviceといわれていたもので、別にcloudという言葉を使う必要ななかったのだが、cloudが技術用語からマーケティング用語に変質するなかで、猫も杓子もクラウドになってゆく風潮の中で、buzz wordとしてSI企業が悪乗りして、cloudではないものにクラウドという名前を付けて、自社も最先端に対応しています、という宣伝を行いたかっただけであろう。

そもそもcloudという言葉を使う言葉が出てきたときに、昔からあったASP (Application service provider)やSaas (Software as a service)とどう違うのか、区別して使っていたSIベンダーの人々がほとんどいなかったような気がする。
あらためて思い出してみるとクラウドという言葉が一気に流行りだしたののは、アップルがiOSのサービスに"icloud"という本格的クラウドサービスを提供しはじめて、同時にiphoneのユーザが爆発的に広がり始めた時期に一致すると思う。
また、アプリケーションとしてもEvernoteやdropboxなどの新コンセプトのアプリが出てきたころで、従来の「ソフトはソフト」「ネットワークはネットワーク」というアプリではなく、ソフトとネットワークの境があいまいになり意識せずに使えるようになったものが流行り、これらが、正に「クラウド」アプリケーションといえるのもだったと思う。

つまり、クラウドシステム(アプリ)の「要件」としては、「クライアントアプリとネットワーク(サーバ)が自動同期することで操作性・パフォーマンスとデータの管理容易性を両立させた、新しいコンセプトのシステム/アプリ」というのが正しいと思う。
従来のシステムは、ファットクライアントとシンクライアントの形態が振り子のように流行してきた。
(80年代のホストコンピューター(シンクライアント)、90年代前半のクライアントサーバ(ファットクライアント)、90年代後半のWEBシステム(シンクライアント)、00年代前半のJava(ファット/リッチクライアント)、00年代後半のASP/JSP, ASP, Saas(シンクライアント )。
クラウドは、これらどちらとも違う、両者のいいところどりをしたハイブリッドなアーキテクチャであり、ユビキタスコンピューティングを実現する革新的な仕組みであろう。

このようなことを考えると、大半のSI企業が「プライベート」という修飾語をつけて「クラウド」といっているものは、昔ながらのホスティングシステムでしかない。
しかし、このような言葉がはやるのは、SIベンダーだけ責任あとはあながち言い切れない。というのも、「貴社の言っているクラウドとは、以前のSaasやASPとどう違うのか?」という質問をあまり聞いたことがないからだ。ユーザー企業にとっても、「セキュリティという面倒な議論を避けてクラウドという最新トレンドに対応しました」とトップに対して説明できる「プライベートクラウド」は、便利な言葉だったからだろう。


2014年1月2日木曜日

巨大ショッピングセンター 越谷イオンレイクタウン

お正月は、毎年恒例になった、越谷のイオンレイクタウンでの福袋購入に出かけてきたが、相変わらずの凄い人出だった。
開店後のブームから、一時は新三郷のららぽーと開業などで客足が減ったが、その後は盛り返してきており、年々人手が増えている気がする。
とにかく広い、というのが特徴。

売場面積は245,223m²で、ショッピングセンターを含む国内の全小売店舗の中でダントツの一位の広さを誇る。
ショッピングモールとして2位のイオンモール海浜幕張 128,000m²(平成25年末開業)、3位のららぽーと東京BAY(船橋)104,000m²と比較して
倍以上の広さがあり、全小売業として見ても2位の大阪ステーションシティ(大阪駅ビル) 134,000m²のよりもはるかに広い。

Mori, Kaze, イオンアウトレットという3つのエリアからなるが、3つのそれぞれが通常のショッピングセンターと同じくらいの店舗数がある。
行ってみるとわかるが、1日では回り切れない広さで、同じカテゴリの小売店がだいたい5~10店舗くらいある感じで、比較購買には最適である。 

それまでの越谷市の全小売業の店舗面積が271,109m²(平成19年)であったから、越谷市の小売売場面積は一気に倍近く増えたことになる。
24万平米というと、東京でいうと吉祥寺のある武蔵野市や錦糸町のある墨田区など一市区と同じくらいの売場面積があることになる。

ちなみに、日本一の繁華街、新宿には4つの大きな百貨店(伊勢丹、高島屋、小田急、京王)があるが、それらの売り場面積は、以下の通りである。

伊勢丹新宿本店 64,296m²
高島屋新宿店 51,913m²
小田急百貨店 43,636m²
京王百貨店 41,294m²
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合計 201,139m²

これら、新宿の4百貨店の合計売り場面積より広いのだから驚きだ。
地図で比較するとこんな感じでありよりわかりやすいと思う。
(イオンレイクタウンは2~3F、新宿の百貨店は8~10Fくらいの高さ。中央の新宿駅と比較してもその大きさが分かる)




ちなみに、これだけの規模だと駐車場や周辺道路の渋滞も非常に激しいように見えるが、10,000台余りの駐車場があり出入り口も10カ所以上に分散させた進んだ作りになっているため、多少は渋滞するが、他の大型ショッピングセンターのように出入りに1時間前後も待ったりすることはない。

(14.1.8追記) 2014年の正月はさすがに例外で混雑はすごかった。駐車場はOKでも、周辺道路が込み過ぎて大変だった。

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