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2014年1月11日土曜日

日本の生産力分布(石高マップ)、(1600年頃、地図、戦国時代から安土桃山時代)

人口に続いて1600年頃の国力(石高)分布を面積地図にしてみました。




考察
-人口ほど偏りはない。
-人口では影の薄かった北陸、東海が大きい。特に越前・加賀・越中
-越後、出羽が小さい。(陸奥は大きいのに)
-四国が小さくなる。
-薩摩、大隅が結構大きい
-大和、近江、河内など近畿内陸が大きい。
-関東は万遍なく大きい
-山陰が健闘、山陽に劣らない

ここから先は仮説だが、国力に比べて人口が多いと、①地域がまとまりにくい②戦の余力が少ない、となり、有力な戦国大名が生まれにくかったのではないか?(例、畿内諸国、山陽諸国、出羽、上総、讃岐、肥後など)
人口が少なめで国力が大きめな、東海、北陸、は強い大名が生まれた。
(特に信長が押えた美濃、伊勢、近江はこれに当てはまる。
人口が少ないと国がまとまりやすいので、国力がそこそこでも早く成長できた(例、相模、甲斐、薩摩)。

2 件のコメント:

  1. おじゃまします。

    非常におもしろいですね。
    石高と人口の比較で、人口が多いというのは「石高に頼らずに人口を養える地域だ」ということですよね。
    簡単に言えば、商業活動でしょう。

    ところで、実際の歴史では、伊勢や越中では強力な戦国大名は出ませんでした。
    また甲斐や薩摩は長く紛争状態で、まとまりやすかったとは言えません。
    やはり政治動向は複雑なようです。

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  2. Wikipediaを参照して作ったのですが、古いものは奈良時代から人口統計があるようです。精度はともかく、すごいことですね。

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