1D x 2D x 3D = 6D

地域情報と食と農、ITと3Dに関するよもやま話

2014年3月31日月曜日

Vectorize It を使ってみた (1)


Autodeskが最近リリースした、Vectorize It というフリーソフトが入手できるようになったので、試してみた。
名前の通り、写真データから稜線を取り出してベクトルデータ化するものらしい。
ベクトルデータ化すると、CADなどで編集ができる。

とりあえずiPad版を使ってみる。日本語にはなっていない。
AppStore で検索して、ダウンロード、iPadにインストールしてみる。

右の青いアイコンがVectorize Itだ。


起動してみる。写真を今とるか、撮ってある写真を選択するか、サンプルを見るか、聞いてくるので、どれかを選ぶ。撮影は失敗すると面倒なので、先にとっておいたものを選ぶといいだろう。


ここでは、「Choose Image」を選んで、あらかじめ撮っておいた写真をカメラロールから選ぶ。


選択すると、単位当たりの長さを決めることができる。
上の文字の水色のリンクをクリックすると、長さを入れられる。


ここでは、ホームドアの柵の高さを選んで、それを画像上で長さを指定して、高さ長(1.2m)と決めて入力した。(写真での実際の長さを入れればよい)
あとで変えることもできるので、このステップはスキップしてもよい。
もちろんCADに取り込んでから拡縮してもよいが、ここでやると写真を見ながら調整できるのがメリット。



次へ進めると、クラウドサービスに写真データがアップロードされて、さらにそれが解析される。



数十秒で、イメージデータ(ラスター画像)から、色の喧嘩を読み取って境目をベクトル化したデータが表示される。


左上の調節メニューを選択すると、3ステップでデータを編集できる。




右メニューの2つ目の半円のアイコンや、その下の折れ線グラフのアイコンを選ぶと、ダイヤルが出てくるので、それらをスライドさせると、ベクトル化の密度が変わる。必要な稜線が最低限とれる程度の密度にするとよいだろう。(密度を高くしすぎるとデータが重くなるしあとでよけいな線をけさないといけない)。適当に設定した後に、4つ目のアイコンを選んで、線の太さを変えて見やすくしてみた。(上の絵)

そうしたら、右上の>アイコンを押して、第2ステップに進む。
右メニュー2つ目のアイコンでベクトル化の粗さを変えてみる。



赤い線が、修正後の線、黒い線が元のベクトルデータ。


赤と黒を見比べ、調整ダイヤルをスライドさせながら、適当な粗さに設定する。



あとは、次回 Vectorize It を使ってみた (2) に続きます。

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