その理由は、
ー本音の会話なら酒の場でなくてもできる
ー自分はお酒が飲めない
ー夜まで会社に時間を拘束されるのはおかしい
ー団体行動の強制がいや
といったところのようです。
でも、世の中から仕事の飲み会がなくなったら、困るのです。だから、仕事の飲み会はなくなりません。
何故ならば、会社であってもお客さんとであっても、仕事の飲み会は、古今東西、「仕事を見つける場」だからです。
例1、会社や取引先の飲み会
社長や上司や先輩に自分の人間関係力をアピールするのに最適な場です。
飲み会は、段取り上手、ムードメーカー、気配り上手の活躍の場。仕事がイマイチでも人間関係に長けた人は多い。そういった人から活躍の場を奪うのは、お酒の飲めない方が残業してまじめにがんばるのを辞めさせるのと同じで、アンフェアです。学校の時は、勉強より運動やお笑いが得意な人が、人気ありませんでしたか? 多分、皆さんが定年後サークル活動をしたり、老人ホームに入ることになったら、またそういう人たちが人気者になるでしょう。
例2、海外での仕事
海外での仕事は何かというとパーティ。夜に限らず朝も昼もネットワーキングを兼ねた食事が続きます。とにかく顔と名前を覚える覚えてもらえないと、自分の仕事がなくなってしまうので、みんな一生懸命です。海外では名刺交換の場もないですし、みんな仲良く自己紹介ができる時間なんて取ってくれません。
例3、フリーの仕事、個人事業、社長、営業
独立して仕事をやっている人には、仕事と飲み会はセットです。会議やセミナーの後で自己紹介したくらいでは、仕事はもらえません。営業も名刺交換したくらいでは注文をもらえません。競合他社の愛想のいい別の営業に発注します。顔も思い出せない人の名刺を見て、後から仕事の依頼をしてくれるひとはいません。いかに飲み会の場で、名刺に書ききれない自分のキャリアを強調できるかです。
つまり、仕事の飲み会は仕事を取る場なんです。上司や顧客や見込み客に一生懸命アピールして、明日の仕事を有利に進めるための場です。お酒が苦手で親父ギャグも言えないあなただとしても、過去の意外なスキルや経験とか、共通の趣味とかで、親しくなかった人に再認識してもらえるかもしれません。
仕事の飲み会がなくなればいいのに。。。と嘆いている方は、おそらく安定した雇用環境にいるのでしょう。でも、10年後あなたがそこにいられるかは、わかりません。。。
世の中では、お金をもらいながら(つまり業務時間中に)仕事を探せる状況の方が、例外です。営業も、個人事業主も、社長さんも、みんな自腹で仕事をもらうために頑張っています。学生のリクルーティング活動もそうでしたよね?
かく言う私も、お酒は全く飲めません。大学のサークルではお酒を飲ませられるのでやめました。
が、30過ぎからは仕事での飲み会や懇親会は、極力出ています。
〔もっとも、単なる飲んだくれの集まりの飲み会もよくあります。一回出れば、仕事に繋がるかどうかはわかりますので、使ったお金と時間は必要投資だったとあきらめて、一回でやめます。もしあなたの会社の飲み会がそういう場だったら、社外のネットワーキングで飲み会に積極的に出ましょう!)
お酒の飲めない方にアドバイスするとしたら、飲み会は楽しいのは二次会です。一次会は我慢してやり過ごし、気の合う先輩と二次会に行きましょう!きっと飲み会が好きになります
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